一周忌

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犬が亡くなって一年経った。

一年経ったからって訳じゃないけど
間際に体に掛けていたタオルを
どうしようかと思案し、、、

……とりま洗った。

捨てれないだよな~~

今までだって犬臭さが悲しくて
洗ってもいなかった気がする。
(干しただけ)

洗っても毛だらけ。
雑巾としての再利用も無いな。
捨てるか。
捨てたって、奴は怒らんやろ。
ねえ?

入院

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入院している。

2月の終わり。春の始まり。
おうちの辺りは暖かいはず。

でも、病院のあるこの地区は
六甲山を北に越えたところにあり
夕方はどことなく山の匂いがし
空気はヒンヤリと寒々しい。
春はまだ遠く感じる。

愛犬と長年暮らした土地の匂いだ。

懐かしいような切ないような。
嫌なことがあって逃げ出した場所だけど
犬を飼うには良いところだったな。

去年の今ごろは、犬の癌が分かって
悲しみにくれてた頃だったろうか。
(※見返したところ、
癌がわかったのは3月になってからだった。
なんと、進行が早く逝ってしまったんだろう。)

馬鹿げてるかもしれないけど
生まれ変わって来てくれたって信じてる。
新しい命を大切にしたい。
ありがとう。

空に返す

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日曜日のこと。

久しぶりに山を歩いた。
犬がおるときは、毎週のように来ていた山。

風が冷たくて、空が青くて
何年も前のバーニーズ友達家族で正月に六甲山に
登ったときのことを思い出した。
頂上で餅焼いてぜんざいしたんだよね。

そのときの犬達は
みんなお空に帰ってしまった。
もういない。

涙が出るよ。

だけど、初めて、お空に返したんだなーって
感じることができたんです。

月命日

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少し前の、珍しく月命日を覚えていた日のこと。

大好きだったお芋のスイーツをお供えした。

珍しく覚えていたって言うと
薄情な感じ?
命日は忘れているけど、存在感は
毎日のように思い出す。

晴れの日の空を見て
散歩した日のことを思いだし、
曇りの日には
これくらい涼しい方がいいかな
とかって思いだしているんだよ。

山上は散歩天国

戌の日っていうのがあるらしい。

犬は子沢山で安産だから、
という理由で、
戌の日に安産祈願をするそうな。

というわけで摩耶山天上寺へ。

場所は六甲山牧場の奥へ3キロ。

そんな山奥に建つお寺は、
意外なほどに立派で圧巻!

観音様、摩耶夫人を拝み
大阪湾を望むお庭で一休み。

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光がなんとも荘厳です。

そのあと掬星台(ロープウェイ乗り場)まで
散歩しましたが
なにがすごいって、涼しいのです!

標高は600mほどしかないのですが、
一ヶ月くらい先の涼しさなのです。

あ~犬を連れてきたら楽しいだろうな~
ご飯と椅子をもってきて
一日中過ごしたらいいだろうな~

そんなことを考えたら切なくなりました。

友達

友達Aちゃんから電話があった。
闘病中の飼い犬が亡くなったと。

ついこの間、パンをねだる元気な姿を
見せてくれたのに。
体調がちょっと心配ながらも
闘病生活は続くのだなーと安心感もあったのに、
なんとも突然に生命の火が消えてしまった。

わたしには手に取るようにわかる。
まだ温かい、でも完全に息をしない彼の姿が。
その傍らのAちゃんの姿が。

なぜなら4か月前のわたし達だから。

息のつまる悲しさを思い出さずには
いられない。